無料オンラインゲームレッドストーンで遊ぶわんつーの小説&漫画&イラストです。レッドストーン育成日記のような履歴のような・・妄想のような・・たわいない一シーンを小説や漫画やイラストにしています。
12レッドストーン(yonausa.net/redstone/)> 小説目次>小説1『現在、悪魔とネクロマンサー』
悪魔が抱く嫌悪感がネクロマンサーの力となったのかも・・・。
--------------------◇◇◇--------------------
チャーミングとは、他を魅了して自分の味方にすることである。
レッドストーンの世界において、武器に付随してある場合に発動することがある。
悪魔においては、悪魔の誘惑というスキルで自ら相手を魅了することが可能である。
しかし、倒してなんぼのゲーム中において、魅了して戦闘が中断してしまうのは迷惑であるのは言うまでもない・・・。
と、一応、前置きで説明をしておこう。以上、この説明の意味は特にないのだが、お話は始まろうとしているところだ。
静かに、お話を聞いてみようではないか。
--------------------T 現在、悪魔とネクロマンサー--------------------
最近、やたらと赤い悪魔がどうたらと、世間は騒がしい。
『お前が赤い悪魔か!』と、悪魔違いでひどい目に遭いそうになったこともしばしば。
『まったく紛らわしくて嫌になっちゃう』
だれにともなく、そうつぶやくのは悪魔のシュマリーだった。
しかも、この世界で悪魔の正体を現していられるのは、ほんの数分・・・。 気がつくといつも私はネクロマンサーというものに。
ネクロマンサーって、なんなのアレ!!
デブでダッサイ服着て! (体の線がよく出るカッコイイ服が懐かしいじゃない)
それにやたらと大きく太い手足。しかもガニマタ!? (許せない。スラッと長い形の良い手足はどこ!?)
それにそれに、おなかも出ていてメタボリックな体系だし・・・。 (腰のくびれはどこいったっていうの?悲しすぎる)
それにそれにそれに、顔を触ろうとしてもダメなのよ!!!
頭にかぶっている鉄格子が邪魔して自分の顔に触られないなんて!!!!
(どうやって顔を洗えって言うのよ!かゆいとこもかけなくてはがゆいじゃない)
ああ・・、透ける様に白いみずみずしい肌を触りたい・・ やわらかくて、スベスベで・・・
赤くてきれいな髪も・・・ そう、長い髪。そして美貌。
いったいどこにいったっていうの!?
こんなデブで短足で手足ばかり大きくて、猫背で頭から煙出ているやつなんて嫌! お前は機関車かってーの!
走り方がアラレちゃんみたいでかわいいっていわれてもうれしくないわよ!
ってか、アラレちゃんて古くない? もう、そんな時代じゃないのよ〜〜〜!!!
って・・返してよ。私の体・・・。
そうはいっても・・・どうにもできないことは知っている。 逃れられないことも知っている。 この現実は受け入れなくてはならないのだ。
悔しさからか・・悲しさからか・・ 一粒の涙が頬を伝う・・・。 (が、外からは見えない)
ネクロマンサーの姿をした悪魔は泣きながら思う。 醜い・・・。こんな醜いのは嫌。
だから、逃げ出してしまった。
やり直そう。一緒に生きよう。
そう言ってくれた彼を残して・・・。
一緒にケダモノと化したあの日が私にとって最高のしあわせだった。
『ウィメン・・・』
その名を口にしながら涙するシュマリー。脳裏に浮かぶのは、彼ばかり。
強力な火の魔法で私を焦がし・・・
熱い吐息で私を包んでくれた・・・
私を見つめる瞳だけが悲痛に苦しんでいた・・・
私のことを本当に思い、考えてくれたのは彼だけだった。
初めて出会ったやさしいウィザードのウィメンに
悪者にされていたころの悪魔のシュマリーは、一時だけど救われたのだ。
会いたい。会いたい。会いたい。
会・い・た・い・・・
会いたいと願っているのに会いたくないとも思う。
この複雑な気持ちを抱えたまま、今日もそっと影から見つめるシュマリー。
その瞳の中に映る彼は、かつてのりりしかったウィザードのウィメンではない。
自分と同じくケダモノになった姿のウィメン。
ウルフマンのウィメンだ。
それでも、瞳だけは以前のままのような気がする。
しかし、そんな落ちこんだ心中を払拭するように悪魔の炎が燃え盛った。
最近、ウィメンの隣にいつも女がいる。
その女のいいなりになっているウィメンを見るたびに不憫でならない。
オスワリ!マテ!フセ!ハウス!って・・・
(ワンッって返事してる彼も彼だけど・・・)
彼は犬じゃないのよ!ウルフマンよ!その扱いは許せないわ!
今すぐ抗議しに行きたい。ウィメンを助けたい。
でも、こんな醜い姿をウィメンにはさらしたくない。
あの女もこんな自分も憎たらしくてしかたがない。
ああ、くやしい。くやしい。くやしい。
この世を恨むわ。呪ってやるわよ!!
さまざまな葛藤に苦しみながらも真っ赤な瞳を大きく見開き、悪魔は叫ぶのだった・・・。
こうして、ネクロマンサーのスキルが生まれたのだろうか。
あなたは、悪魔に同情してくれますか?
悪魔がネクロマンサーになった時、きっとこんな葛藤があったんじゃないですかね。安直ですが、うなずけそうですよね!?